2014-01-24
朝のホンのつかの間の出来事
今朝、駅へ向かう途中で三歳くらいの男の子と出会いました。
坂道を転がるように走って行き、その後をお母さんが赤ちゃんを抱いて
心配そうに、名前を呼びながらその男の子を追っかけていくのです。
私もハラハラしながら早足でついていきました。信号でその子が止まったので、
「僕、かけっこ早いね!でもお母さんを待っててあげてね。」と私は声をかけました。
信号が変わると又走り出したので、私の言う事など聞くわけないかと思い歩いていくと、
次の曲がり角のところで彼は待っていました。お母さんが先に着いていましたが私が来るのを
待っていてくれたのです。私は思わず「おばさんも待っててくれたの?ありがとうね!」といいました。
すると嬉しそうに一緒に歩いて駅まで行き色々な話をしてくれました。
朝のホンのつかの間の出来事でしたが、お母さんの心配をよそに子どもは自分の出来ることを
お母さんに見せたくて走っていることなのでしようがー。親子の思いが違うところに在るのですね。
私も子育てをしていたときは子供の心が分からなかったことがいっぱいあったと思います。
でも今日は第三者として見ていると、親も子も相手のことを思っているのですが、
なかなか親子で分かり合えないことがあるのだなとおもいました。
私を待っていてくれたのは彼のことを認めてあげたからでしょうか?
別れ際に黎明の機関紙『観の教育』をお母さんに手渡し、
読んでくれると良いな〜と思いながら電車に乗りました。
崩田和美
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