2013-04-18
教え子からの手紙
先日、中学・高校と私の勤務先の塾に通っていたE君が、某国立大学大学院修士課程修了と電機メーカー就職の報告に日本酒を持参して訪ねてくれました。E君は、大学院では超伝導の研究をしていて、二番で修了できたこと、外国で研究報告をしてきた事など近況を話してくれました。
努力家のE君は、かねてからエンジニアを目指して勉強に励んでおりました。私も「日本を担う立派な技術者になるんだぞ」と折りをみては言葉をかけていました。
仕事を終え、家に帰宅した私は、日本酒の箱開けました。すると一通の手紙が入っていたのです。
柴田 先生
愛国の精神は柴田先生に教わりました。今、日本は大変な状況です。電機業界が軒並み不調で売上ばかりか技術力まで中国や韓国に負けんとしています。これは持論ですが、この発展の停滞は日本人の国を豊かにしようという気合いが足らんせいではないかと思います。一つは先人のおかげで既に生活が豊かすぎるためにこの生活がずっと続くと勘違いしているため。もう一つは身のまわりの、目先の幸せばかりを重視して、大きな目で見た日本国全体の発展を軽視する若者が多いためと感じます。一度痛い目を見ないとボケはとれないかも知れませんが、私は日本人として、国民の生活を守るべく日本の技術力で以って世界に売りだし地位を守っていきたいと思います。頑張ります。国民の教育は柴田先生にお任せします。よろしくお願いいたします。…
皇紀2673年(平成25年)3月19日 E・K
久方ぶりに嬉しく感激した手紙でした。E君が社会でますます立派に活躍し、幸せになるよう祈るとともに、私も日本と世界のお役に立てる人材の育成に少しでも寄与できるように精進したいと決意を新たに致しました。
H25.4.18柴田
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