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2013-04-13

「明治初年の精神を復興の道標に」


3月15日付け産経新聞「正論」欄に、文芸批評家新保祐司氏が、東日本大震災の復興に際し、「明治初年の精神を復興の道標に」と題して、秀逸な論考を寄稿されている。

その中で新保氏は、「敗戦後、占領下に『配給された』憲法を、サンフランシスコ講和条約発効後も改正せずに、『戦後民主主義』の生ぬるい『空気』の中で、日本人という敗戦国の国民は、後生大事に押し頂いてきたのである。そういう屈辱的憲法を平和憲法と称して誇る日本人すらあまたいた。この日本人の自立心の弱さ、あるいはもっとたちの悪い自己欺瞞こそ、今日の日本人の精神的、道徳的たい落の淵源である。」と戦後日本の精神状況を鋭く批判する。その上で、「『明治初年の精神』こそ、今後の日本の精神的再建の道標となる」と提示する。何故なら「明治維新とは、まさに『神武創業』の精神によるものであり、『明治初年の精神』は『創業』の時代に相応しく根源的なもののるつぼであったからである」と説明されている。

だとするなら、東日本大震災の復興のみならず、国の礎たる『憲法』の論議にも『明治初年の精神』、つまり『建国の精神』が当然反映されてしかるべきであろう。

では、『神武創業の精神』とは何か。それは『八紘為宇(八紘一宇)』の精神に他ならない。

明治の御代では、まず『王政復古の大号令』で『諸事神武創業の始に原づき』と明記され、『五箇条の御誓文』には『万民保全の道を立てんとす』とあり、『公議』に基づた政治を行う事が宣言された。明治9年の『国憲起草の詔勅』には、『我が建国の体に基き』憲法を起草することが示された。明治22年2月11日発布の大日本帝国憲法の告文には、「八州民生ノ慶福ヲ増進スヘシ」、帝国憲法第1条には『大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス』と記され、『八紘為宇』の『建国の精神』が示された格調高い憲法が制定されるに至っている。因みに帝国憲法の起草者である伊藤博文・井上毅らは、日本の古典に深く学んでいる。

翻ってGHQ由来の配給された「占領憲法」には、『建国の精神』の欠片もないのは自明のことである。
では、現在巷で提起されている、いわゆる「憲法改正」論議や憲法草案は、果たして『我が建国の体』に基づいたものと言えるであろうか。残念ながら甚だ心許ないと言わざる得ないのが実情ではないだろうか。

「占領憲法」の「改正(改悪)」でなく、『建国の体(建国の精神)』に基づいた『明治憲法』の『復原(復元)改正』こそ真の『憲法改正』であることをここで改めて確認しておきたい。
最後に、サンフランシスコ講和条約発効の昭和27年に、昭和天皇が詠まれた御製をご紹介しておきたい。

古(いにしへ)の文まなびつつ新しきのりをしりてぞ国はやすからむ

H25.4.13柴田
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