2013-06-22
お祖母ちゃんの知恵
私は神社にお参りに行った帰り道、公園に立ち寄ることがあります。公園には孫のお守りをしているお祖母ちゃんたちがたくさんいます。最近の若い母親は子育てよりも勤めることに生き甲斐を感じているのでしょうか。保育園に預けられない場合親を頼りにするのだそうです。
それはそれなりに良いかもしれません。孫にお祖母ちゃんの知恵を与えることができるから。
私も小さい時、母方の祖母に預けられました。その折に何度も聞かせれた祖母の言葉が今も役立っております。
『招待されお土産など持参するときは人数より、1、2個多く持って行くこと、突然来られる方があることを考慮して。』
『商売をするときは、相手が儲かることを第一に考えてする。利益が無くても必ずいつか自分に返ってくる。』等
又毎朝早くに起こされて先ずやかんに水を入れ、門柱に水を注いで屋敷に向かって祈ります。次に神社にお参りに行くのですが、道々のお地蔵さんに水を供え、手を合わせます。神社に着くとお掃除をし、水を供え、丁寧に家内安全を祈るのです。
その時の習慣が身についているのです。何処に移転しても近くの神社に毎月1日と15日には必ずお参りしています。そのお蔭でしょうか、いろんなことがあっても乗り越えられ、今本当に幸せに過ごしています。息子から自叙伝を書いて、孫たちに残してくれと言われています。
今こそ先輩から聞かされたことなど後世に残すべきではないでしょうか。
河合寿々子
スポンサーサイト
2013-06-15
2013-06-13
三浦雄一郎さん80歳の挑戦
三浦雄一郎さんが三度目のエベレスト登頂に成功されたニュースを聞いたときす
ごいことを成し遂げられたと感激の拍手を送りましたが、登りより危険な下りが
成し遂げられるのか?と、強い不安を感じました。6月12日の産経新聞の記事
に「全員無事生還が至上命題」と心に決めて下降には安全第一に慎重を期してと
にかく時間をかけたそうです。しかしその日は午前1時半に出発して登りに7時
間半、c4への下降に9時間15分と計役18時間も動き続けたそうです。その次
の日にはc2への下山に13時間掛かったそうですが、なんともすごい力を出し切
られたものだと、感動しました。無事に帰ってこられたからこそおめでたいので
す。三浦雄一郎さんは日本人の誇りです。そしてそれを支えた隊員や周りの方々
のチームワークの勝利だと思います。改めておめでとうございます。
加納孝子
2013-06-12
DJポリスと女性隊員に警視総監授与
サッカー日本代表がw杯出場を決めた四日夜、東京・渋谷でユーモアをまじえた呼
びかけでサポーターらの心を捉え、理解と協力を得られて、事故なく誘導したこ
とが評価された機動隊員に、警視総監賞が贈られることになったそうです。あの
夜「皆さんは十二番目の選手です。日本代表はルールを守り、チームワークを大
切にするチームです。十二番目の選手の皆さんもルールを守って喜びあいましょ
う。」等と巧みな話術で呼びかけたので、サポーターからは拍手や声援が上がり
賛辞のメールも殺到したそうです。感動してテレビを見た私にも嬉しいニュース
でした。加納孝子
びかけでサポーターらの心を捉え、理解と協力を得られて、事故なく誘導したこ
とが評価された機動隊員に、警視総監賞が贈られることになったそうです。あの
夜「皆さんは十二番目の選手です。日本代表はルールを守り、チームワークを大
切にするチームです。十二番目の選手の皆さんもルールを守って喜びあいましょ
う。」等と巧みな話術で呼びかけたので、サポーターからは拍手や声援が上がり
賛辞のメールも殺到したそうです。感動してテレビを見た私にも嬉しいニュース
でした。加納孝子
2013-06-07
戦後処理の「知的欺瞞」をはぎ取れ
6月6日付け産経新聞「正論」欄に、埼玉大学名誉教授の長谷川三千子氏が、「戦後処理の『知的欺瞞』をはぎ取れ」との問題提起の論考を書かれています。
長谷川氏は「〈歴史認識合戦〉をする前にやるべきことは、世界の知的欺瞞のベールをはぎ取ること」と結語され、第一次世界大戦におけるベルサイユ条約の「戦争責任条項」にみられる戦後処理によって、英仏中心に敗戦国ドイツの侵略が第一次世界大戦の戦争原因であり、敗戦国にすべての戦争責任を押しつける『敗戦国イコール戦争犯罪国』という図式が初めて登場したと説明されています。
そして「この不公正な図式は、第二次世界大戦の戦後処理において、もう一度繰り返されることになる」と確認した上で、「これは人類史上の汚点であるばかりでなく、21世紀が引きずってはならぬ前世紀の遺物」で、「世界全体に根本的な知的欺瞞を強いるものであり、放置すれば、自らの不法な要求を『力』に任せて通そうとする国を防ぐことができなくなってしまう」と大変重要な指摘をしておられます。
現に中共は、『敗戦国イコール戦争犯罪国』という図式を利用し、欧米・ロシアさらに韓国と連携し、わが国に情報戦を仕掛け、国際包囲網を形成し、『戦勝国体制(戦勝国優位主義)』を固定化をしょうとしています。
「日本が世界的な反ファシズム戦争勝利の成果を否定している」とし、「尖閣諸島は日本が奪いとった(侵略)」とする中共の主張は、わが国にとって見過ごしできない問題を内包しています。何故ならその論理の延長上に、中共が国連の『旧敵国条項』を意識していることは明らかだからです。
そもそも支那では国連は『聯合国』と訳されていることにも注意を払うべきでしょう(『戦勝国体制』である国連の本質をわきまえた訳語です)。
国連憲章第53条は、第二次世界大戦の連合国の敵であった国の行為が『侵略』と判断できる場合は、安全保障理事会の許可なく、軍事制裁をすることが規定されています。
『戦勝国体制』の欺瞞をはぎ取らねば『尖閣諸島』を護れない可能性があるのです。まさに国連「旧敵国条項」を含めた『戦勝国体制(戦勝国優位主義)』を「放置すれば、自らの不法な要求を「力」に任せて通そうとする国を防ぐことができなくなってしまう」ことになるのです。
そもそも戦争には、相互に原因や言い分があるものです。『喧嘩両成敗』なのです。二十世紀の世界大戦における『敗戦国イコール戦争犯罪国』の図式は、この原則から逸脱したものなのです。
現在、いわゆる「従軍慰安婦」問題が国際問題化し、わが国が一方的に断罪されるのも『敗戦国イコール戦争犯罪国』のパラダイムが厳然と存在しているからです。
『急がば回れ』の諺の通り、まずはこの図式・パラダイムを検討し、『世界全体に公正な法秩序をとり戻し、それを確認(長谷川三千子「世界全体の『戦後レジーム』からの脱却」月刊WiLL2013年1月号)』する作業に着手すべきときではないでしょうか。
柴田
2013-06-06
政治家の言葉には「戦略」が要る
6月5日付け産経新聞で、小説家の曽野綾子氏がエッセイ『透明な歳月の光』で、橋下大阪市長の「従軍慰安婦」発言について、次の様に述べておられました。
「政治的人間には、『戦略』という非常に重要な配慮が、一種の賢明さとして要る。つまり同じことをいうにしても、いつ言えばいいか、どういう相手に対して、どういう場なら、どの程度言っていいのか、という計算ができなければならない。
いつ、どんな形で言おうが真理は真理だし、どう言おうが自分の勝手だ、という姿勢は一面で正しいが、それは『無冠』の人間だけが言えることで、政治的力をもつ人の取る立場ではないだろう。地位をもち、他者の分まで代表する政治力をもつ人には、その自覚が要る。」
悪意のあるマスコミや諸外国に揚げ足を取られないためにも、特に政治家は、『時処位』に応じた言葉と対応(人時処三相応)が必要なのでしょう。
『観の教育』の提唱者谷口雅春先生も、日本人と言葉について次の様に述べておられます。
「日本人は古来いわれている通り、『言霊の幸はう国』とも、『言霊の天照る国』とも言われている国に生まれて、敢えてみだりに言挙げせざる国民であると言われておるのでありますが、言挙げせざるとは、言葉を軽々しく濫りに出さないことで、濫りに言挙げしないのは何も黙っていると云うのではない。言葉を出せば実に的確に言葉の力を発揮するところの国民であると云うことであります。(中略)言葉を出す限りは、ピシリと的にあたり、肺腑をつくような、そう云う言葉を使わなければいけないのです。それが『言挙げせざる国』の国民であり、同時に『言霊の幸はう国』の国民であるわけです。」
(『日常生活のなかの真理無門関・聖書篇』)
政治家ばかりでなく、我々も普段から言葉を的確に使っているかを見つめ直す必要があるかもしれませんね。言葉は『諸刃の剣』、もって『他山の石』とすべきでしょう。
それにしても、今回の橋下氏の「従軍慰安婦」発言に端を発した国際的騒動は、改めてわが国が『戦勝国体制』の支配下に置かれていることを如実に示したものもと言えましょう。
『戦勝国体制』の問題とその超克に向けたわが国の戦略については、いずれ稿を改めて考えてみたいと思います。
柴田
Powered by FC2 Blog
Copyright © 黎明教育者連盟〜「寺子屋」講師たちのつぶやき〜 All Rights Reserved.