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2012-08-05

天国の青い蝶





7月30日テレビで、映画「天国の青い蝶」を見ました。カナダとイギリスの合作で、実話に基づいて製作されたものです。
 命の不可思議さと愛の力を感じるすばらしい作品でした。

 脳腫瘍に侵され余命4ヶ月と、医者に宣告された昆虫好きの十歳の少年がテレビで昆虫番組を見て、昆虫博士の話に夢中になる。昆虫博士から魔法の蝶「青い蝶」のことを番組で見てから「青い蝶」を採りたいと博士にジャングルに連れて行って欲しいと手紙で頼む。母親は(父親は5歳のとき事故で亡くなる)子供の決意に負けて全財産を売り払い、願いを叶えてやる。博士と何日もかけて過酷な行程を経て3人でジャングルに着く。
途中何度も病魔に襲われるが、気丈に頑張る。最初は案内人や荷物を持つ人など助け人を頼んで、「青い蝶」を探してジャングルの中を探し回るが見つからない。大勢だと「青い蝶は」デリケートなので出てこないと、博士と少年だけで行くことになる。母親が少年の身体を心配して反対する。すると少年は「たとえジャングルの中で猿や蛇に襲われて死ぬことになっても少し早く死ぬことになるだけだから行かせてと懇願する。母親も少年の願いを聞きいれ、別れの挨拶をしてから送り出す。
 そして博士は少年をおんぶして「青い蝶を」追いかけているうちに崖から落ち、蔓につかまった博士と少年は宙ぶらりんになる。必死で蔓を振り、崖の途中で平の所を目指して飛び移るが、博士は少年を庇い、大怪我をする。その上足を骨折し動けなくなる。少年は博士が止めるのを振り切って、助けを呼んで来ると崖をよじ登る。それまで自分が重病人で、歩行が困難で車椅子か、おんぶされて移動していた事も忘れ、自分の足で、ジャングルの中を走り廻る。夜になり闇の中を剣で振り切りながら歩き廻る。終に力尽きて倒れる。救助隊が出て救助された時、母親が、よく生きててくれたと抱きしめ喜ぶシーンは感動的だった。少年が自分の状態を忘れて、ひたすら博士を救わねばと、愛情と勇気を出し、一心で行動した。その時、無限の力が出て不可能を可能にするのだと確信した。博士も危機一髪で救助され、病院に運ばれることになる。仲良くなった少女が偶然「青い蝶」を見つけ捕まえ籠に入れ、別れ際に少年に渡す。少年は驚き大喜びする。
 しかし標本にしようとするが、思い直し空に放す。その時「きっと、また天国で合えるからね」と言いながら見送る。
 その後少年はすっかり元気になり脳腫瘍は消えてしまった。

死を覚悟すると恐怖はなくなります。今成し遂げたいことに全身を傾けて行動する時、病を放つことになり、癒され奇跡が生じるのです。
 「一念磐をも徹す」と言いますが、「青い蝶を」捕まえたいという、目的に向かって突き進む強い意志が周りの人を動かし、目的を成就させたのです。そして精神力で苦難を乗り切ったとき癌細胞をも死滅してしまったのだと思います。

※少年は現在カナダのブロッサール博士のもとで助手としてともに生活しているそうです

H24.8.5 坪田
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Author:黎明教育者連盟
黎明(れいめい)教育者連盟は皇室を敬い、伝統文化を守り、戦後の誤れる教育を正し、­日本の再興を子供の教育から目指す教育団体です。
小学生向けの「寺子屋」や、親子参加型の「親子寺子屋」「乳幼児寺子屋」などを中心に、絵画­教室、書道教室、礼法教室、着物教室、歴史講座、古事記勉強会、童謡・唱歌わらべ歌の­­­会、子育て相談などを運営しています。現代の興廃した教育環境の中で、自分の子供­にはどんな教育をしたらいいか、お悩みではありませんか。日本人として誇りの持てる人­生­を­お子様には歩んでほしいものです。どなたでも参加出来ます。ぜひお気軽にお問­い合わせ下さい。
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