2014-01-22

小室直樹「悪の民主主義」を読んで

戦後民主主義は、教育を殺し、ついに無目的殺人少年を生んだ、とあります。たとえば、サカキバラ事件である。
中学三年のA少年(15歳)が異常な行動をおこしたが、精神に異常はなかった。
異常なのは教育そのもの、日本そのもの、戦後民主主義そのものである。

この子の母は彼を甘やかせず、しかりつけ気味に育てた。
彼が母との同一化を求めて泣き叫んだ時放任して、早くから深い痛みがうずいた。
それが苦しんでいる対象と同一化する要求へと倒錯して,動物虐殺から殺人にまで走った。

同一化の喪失は連帯の欠如となり、これは全日本にみなぎっている。人にとって連帯ほど大切なものは無い。
連帯を失えば耐えられない孤独感におそわれる。
凶暴になり自殺するかもしれない。

日本史は犯罪の歴史であると教えたので、日本人は国家との同一化を失った。
親が権威を失ったので家族の連帯も失われた、
受験戦争が友人間の連帯に止めを刺した。
勉強も学校もいやになり、「誰でも良いから殺してやりたい」と思う。

少年犯罪にたいして誰も「良心」について語られない。
「モラルの喪失」「良心の不在」またこのことについての社会の無関心こそが特徴である。
何が良心を失わせたか?それは戦後の「民主主義教育」といわれてきたものだ。
戦後の「民主主義教育」では「平等」とは「みんなおなじでないといけない」ととんでもない誤解をしてきました。
どの生徒にも受験以外をすすめず、受験地獄もここから発している。
権威の無い父が「受験勉強しろ」とこれだけを命令する、または母に代行させる。
これにより「受験戦争」が凄惨なものとなる。

殺したい気持ちに対してのストッパーは「良心」なのです。
何が良心をつくるのか。
父性が良心をつくるのです。
良心が人の規範、倫理、道徳をつくるのです。と書かれていました。
父性とは肉親の父に限らず、権威である。
権威とは「何が正しく、何が正しくないか」をつくるということです。
父性と社会規範とは一方が崩壊すると他方も崩壊する。
父泣き社会は精神分裂症を生み、家庭内暴力を生み、殺人にまで走らせている、と書かれています。
今こそ父性の復権が望まれます。
それを造りだすのは、女性の力によるのが大です。
今やらなくていつやるのか?「今でしょ!」

加納孝子
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Author:黎明教育者連盟
黎明(れいめい)教育者連盟は皇室を敬い、伝統文化を守り、戦後の誤れる教育を正し、­日本の再興を子供の教育から目指す教育団体です。
小学生向けの「寺子屋」や、親子参加型の「親子寺子屋」「乳幼児寺子屋」などを中心に、絵画­教室、書道教室、礼法教室、着物教室、歴史講座、古事記勉強会、童謡・唱歌わらべ歌の­­­会、子育て相談などを運営しています。現代の興廃した教育環境の中で、自分の子供­にはどんな教育をしたらいいか、お悩みではありませんか。日本人として誇りの持てる人­生­を­お子様には歩んでほしいものです。どなたでも参加出来ます。ぜひお気軽にお問­い合わせ下さい。
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